資格試験について
社団法人インテリア産業協会が実施する民間資格。社会的な信用が得られます。
キッチンスペシャリストは、平成17年度より日本住宅設備システム協会からインテリア産業協会に業務移管された民間資格であり、キッチン空間構成における専門家集団の育成がインテリア産業全体のプラスになるとの基本理念によるものです。
これに伴い、18年度からは年齢制限と実務経験がなくなり、さらに性別・学歴・経験などの受験資格もなくなって、誰でも受験できるようになりました。
願書申請期間は、9月1日~30日の一ヶ月間です。
試験日は年一回で、昨年度から12月の第一日曜日に変更されました。
試験内容は、学科試験・実技試験の2種類。それぞれ独立した試験として位置づけられ、どちらかに合格した場合、3年間の試験免除期間が設けられています。
学科・実技試験の2科目に合格後、登録料を納付して登録申請をすると、キッチンスペシャリストの資格が登録されます。キッチンスペシャリスト資格の有効期限は、認定した日より5年間ですが、所定の手続きにより登録更新することができます。
資格がなければ仕事ができない、という性質のものではないですが、専門的な知識の証として、仕事上において、社会的な信用を得られることは間違いありません。
出題分野を押さえよう
試験内容は、学科試験と実技試験の2種類です。学科はマークシート、実技は図面を含む筆記試験になっています。ここで、21年度の試験実施内容を見てみましょう。
まず、学科試験の内容について。 分野は、
- 住居と食生活
- キッチン空間
- キッチン機能
- キッチン設計施工
- キッチン販売
の5分野で、それぞれの専門知識に加え、食関連法規、環境関連法規、設備関連法規・JIS・ISO、建築関連法規、販売関連法規などの法規についても出題されます。
続いて、実技試験の内容をご説明しましょう。 実技筆記は、
- 平面図
- 展開図
立体表現等の図面表現を含む、キッチン廻りの企画・提案に関するもの。手作業で制限時間内にキッチン空間を一つまるごと書きあげなければならないため、製図を未経験の人、手作業に不安のある人は、事前にできるだけ手を動かして早く美しく書きあげる練習が必要です。
合格率は、平均30%台
気になる合格率は、20年度が35.3%で、それ以前も30%台が続いています。
男女別では、女性が8割、男性が2割程度でしたが、前年度では女性が71.5%、男性が28.5%と男性の比率がかなりアップしています。
年齢別では、25~29歳が28.3%、30~34歳が20.3%と、もっとも高くなっています。
年齢・資格・経験不問、主婦や学生も多数受験しています!
(社)インテリア産業協会の受験概要を見ると、受験資格欄に「年齢・性別・学歴・経験は問いません」と明記されています。つまり、キッチンに興味のある人ならだれでも受験できる資格なのです。
ちなみに、前年度の合格者を見ると、職種別では、営業販売が約4割、相談業務が約2割で、続いて、住宅設計・設備設計・商品企画・開発、施工管理、一般事務の順となっています。
さらに職種では、住宅設備メーカー・卸売が58.8%と半数以上を占め、続いて、住宅メーカー、建築・不動産、施工リフォーム、家具等エレメント、販売サービス、設計デザイン、エネルギーとなっています。学生や主婦なども、5.3%いました。
事実、「家のリフォームや新築を機に、キッチンの大切さを実感した」という主婦の方が、資格取得後、プロのキッチンスペシャリストとして活躍しているというケースもあります。

