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キッチンスペシャリストに求められる4つの能力とは?

建築家としての能力

キッチンスペシャリスト。まだ目新しくて、センス重視の華やかなイメージを持つ人もいるかもしれませんね。

キッチンスペシャリストの第一の仕事は、キッチン空間を丸ごと設計することにあります。 人の命を預かる建築の一部分を担うため、ガス・上下水道・電気などの構造や法規を踏まえ、住居との取り合いや強度、 耐震性、防災性、採光・通風にも気を配った空間を設計しなくてはなりません。キッチン全体の平面図、展開図、 わかりやすい立体表現を描く能力も不可欠です。

実際の作業では、CADを駆使して美しく詳細なキッチンの設計図を作り、それをもとに施工・仕上を行い、 トータルで完成させるキッチンスペシャリストも少なくありません。

人の暮らしの基盤を担うキッチンの専門家には、建築家としての基礎的な能力が求められるのです。

キッチンに関する全資材の専門知識

現在、国産のキッチンメーカーは14社、日本で流通している外国のキッチンメーカーは13社にのぼるとか。 より美しく、より機能的に。キッチンへの注目が高まるにつれ、毎年、国内外のメーカーから、 おびただしい数の新製品が企画販売され、新しいスタイルが次々に出現してきています。 システムキッチンや輸入キッチン、コンロ、IHクッキングヒーター、オーブンレンジ、浄水器、食器洗い機、 換気扇・レンジフード、生ゴミ処理機…

この無数ともいえるアイテムの中から、お客様ひとりひとりにあった、最適なプランを提案するために。 キッチンに関する基本的な知識を完全に身に付けた上に、日進月歩のキッチンアイテムすべてについて、 最新の知識を貪欲に吸収し続ける、好奇心・探究心が必要になります。

ニーズをカタチにするコンサルティング能力

使いやすい。丈夫で長持ちする。美しい。ライフスタイルにフィットする…。

キッチンへの夢は人それぞれですね。理想のキッチンの実現のためには、まず、お客様の希望や、 理想とするイメージを、ていねいに、きめ細かくヒアリングする能力が必要です。 空間、時間、資金などの、限られた条件の中で、お客さまに満足していただけるキッチンを作り上げるために。

知識や経験を生かし、さまざまなアイデアやプランを出しながら、 何度も何度も話し合いを重ねていくコンサルティング能力が必要になります。 キッチンの専門家としての能力に加え、人間的な資質も求められるだけに、もっとも難しく、 同時にやりがいのある部分でもあります。

「条件をふまえながら、最高のキッチンをつくりあげたい」 「住み手のよろこぶ顔をみたい」という人が向いているといえるでしょう。

快適な空間を実現するコーディネイト能力

キッチン先進国、北欧や欧米では、システムキッチンというものが存在しないとか。 キッチンアイテムもインテリアとしてとらえられているため、家具と同じように、 扉やノブなどを一つずつチョイスして、オリジナルで作り上げていくスタイルが主流なのです。

インテリアへの関心が高まる中、日本でも、丈夫で機能的なのはもちろん、 住み手のセンスにマッチしたキッチンづくりが強く求められています。 安全性・防災性・強度などの機能面をクリアしつつ、快適で心やすらぐ空間にしていくために。 カラーリングや小物選びまでもトータルにコーディネイトしたプランを提供できる能力が必要になっています。

キッチン全体をコーディネイトする、いわばインテリアデザイナーとしての才能も、 今後は特に大切になっていくでしょう。