気になる試験対策
独学でも比較的とりやすい資格。確実にペースをつくるならスクール活用を。
結論からいえば、独学でも合格可能な資格です。
キッチンという限られた内容にしぼった資格であり、公式テキストから出題される傾向が強いため、学生や主婦など、実務経験のない人でも、計画的に勉強を進められる人なら、独学の合格も十分に狙えます。準備期間には4カ月~1年程度を費やす人が多いようです。
実務経験がなく、資格取得を目指す人に必須なのが、実物のキッチンを数多く見ること。実際にショールームに足を運び、今のキッチンがどうなっているかを、できるだけたくさん体験しておくことがとても大切です。テキストの知識や製図のテクニックを磨きつつ、生きた知識を吸収しておきましょう。
効率よく確実に合格を目指すなら、通信教育やスクールを利用するのもおすすめ。 試験を主催する(社)インテリア産業協会では、(学)産業能率大学に委託した通信教育を実施しています。基礎が身に着く学科講座、製図や作図が学べる実技講座、二つを合わせた総合講座の3種類が用意されており、目的に応じて選ぶことができます。
通信講座には、他に、住宅デザイン研究所や、HIPSなどがあります。
また、HIPSの東京新宿校では、キッチンスペシャリスト合格を目指す製図講座なども開催されています。 ライフタイルや資質、目的に合わせて、最適な方法をチョイスしてくださいね。
マークシートの40問。公式テキストの内容は確実に押さえて
学科試験は2時間でマークシートの40問が問われ、合格ラインは約7割とされています。
公式テキストに準じた内容のため、キッチンに興味があり、コツコツ努力ができる人なら、全くのシロウトでも、合格は可能です。見慣れない専門用語や法律が出てきますが、きちんと内容を理解できれば、特別、難しいというレベルではありません。
また、インテリアコーディネーター資格試験と出題範囲がかなり重複しているので、ダブル受験を志す人や、さらにステップアップを目指す人にもおすすめといえるでしょう。
2時間でひとつのプランを描き上げる。速さと美しさを心がけて
実技試験では、2時間の制限時間内に、設問にあったキッチンのプランを考え、手作業で設計図面を描き、設計プランを書きあげることが必要です。時間が限られているため、製図が苦手な人、未経験の人は、過去問などで数をこなし、手が動くようにしておくことが大切です。
まず、LDKの組合せを考えながら、キッチン全体のおおまかなプランを考えます。続いて平面図を描きます。平面図は30分程度で描けるといいですね。その平面図に方向を記入して、展開図を作成します。さらに、立体表現図を描き、プレゼンテーションの文章を添えます。
美しくメリハリの利いたきれいな図面を心がけたいもの。プランは、あまり個性的なものよりも、基本に忠実なものが合格しやすいようです。
必須アイテム!公式テキスト・参考書類
- キッチンスペシャリストハンドブック』 資格試験を主催する(社)インテリア産業協会から、公式テキストが発行されています。キッチンスペシャリストを目指すなら、必ず目を通しておきたい一冊です。 インテリア産業協会 産業能率大学出版部 2007年3月発行 改訂新版 5,250円
- キッチンスペシャリストの一番わかりやすいキッチン製図入門
- 実技試験で必ず出題される製図。平面図、展開図、パースなど、受験の必須項目を、ポイントを押さえて練習できます。製図経験のない人はぜひ! 中原章 2006年6月発行 第3版 3,570円
- キッチンスペシャリスト ポイントレッスン
- 名前通り、ポイントを絞りこんだ、キッチンスペシャリストの受験本。公式テキストよりも薄く、とりつきやすいため、資格の内容をざっくりと知りたい人に、特におすすめ。 大倉祥子 2001年7月発行 1,890円
- キッチンスペシャリスト資格試験 過去問題徹底研究 2009
- 5年分の学科試験問題と、2年分の実技試験問題が掲載された過去問集。詳しい解説と模範回答付きです。試験のイメージをつかみながら、時間配分や総仕上げに使えます。 HIPS合格対策プロジェクト 2009年4月発行 3,990円

